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鎌とは

鎌は草や芝、穀物などを刈り取るために使用する農具です。

柄の先に三日月形の湾曲した刃がついていて、刃の向きは手前に引いて刈るように内側についています。


鎌

鎌は刃の形や厚さ、柄の長さも多種多様なため、
どんな用途に使用するのかを明確にした上で
その目的にあったものを選ばないと効率のよい作業ができません。

本ページでは、そんな鎌の選び方や種類の違いなどを紹介します。


■ 鎌の種類

下記に当店の鎌の種類をまとめております。
名称や写真をクリックいただくと、各カテゴリーにご案内します。


草刈鎌
(薄鎌 中厚鎌 厚鎌
鋸鎌・縄切鎌・草取鎌 収穫鎌
草刈鎌 鋸鎌・縄切鎌・草取鎌 収穫鎌
小鎌 木鎌
藪切鎌鉈鎌登鎌枝打鎌
造林鎌
小鎌 木鎌 造林鎌
下刈鎌 草削り鎌
(草削りねじり鎌カット鎌両刃鎌)
立鎌
下刈鎌 草削り鎌 立鎌



■ 鎌の用途

当店では鎌の種類に合わせて、用途を大きく4つに分けております。

一般草刈向けの鎌 草刈から収穫まで
万能に使える鎌
山林での使用が
メインの鎌
根から除草をする鎌

田畑や庭などで
雑草を刈り取るのに最適な鎌。



一般草刈向け

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野菜や穀物の収穫、
堅い茎の雑草の
草刈りなどに使用できる鎌。


万能

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刃こぼれしにくく、小枝や小竹などが刈り取れる
山林での使用が基本の鎌。


山林

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根を引き抜いたり、地面に潜らせて雑草を断ち切る様な刃付をしているのが特徴の鎌。


根から除草

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一般草刈向けの鎌

田畑や庭などで雑草を刈り取るのに最適な鎌です。

■ 薄鎌

薄鎌は最も一般的な草刈鎌です。
刃の厚みが薄く刃先が鋭いのが特徴で、鎌の中で最も切れ味に優れています。

薄鎌


春から夏にかけての比較的やわらかい草を刈るのに適しています。

薄鎌 の商品ページはこちら>>




■ 中厚鎌

中厚鎌は比較的、葉や茎が堅い植物を刈り取るのに適した鎌です。
薄鎌より刃に厚みと強度があるため刃こぼれしにくいのが特徴です。


中厚鎌


薄鎌では刈りにくい、ヨシやススキなどを刈り取る作業に向いており、
夏の終わりから冬に入る前までの頑固な雑草の草刈りに最適です。

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■ 厚鎌

厚鎌は木鎌や山鎌とも呼ばれ、
硬い茎の植物や太めの小枝を刈り取るのに適した鎌です。

中厚鎌よりも更に厚みがあり、鎌の中では刃こぼれしにくいのが特徴です。
厚みがある分、薄鎌や中厚鎌より重く、重さを利用して刈ることが出来ます。

厚鎌


片刃は切れ味が良いのでツルなどの切るのに最適ですが、
小枝などを刈ると刃欠けする可能性があるため、柴や小枝を刈る場合は両刃がおすすめです。

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■ 薄鎌、中厚鎌、厚鎌の厚さの違いは?

両刃の180㎜の鎌で刃の厚さは、
薄鎌:2.5mm、中厚鎌:3.5mm、厚鎌:5mmとなっております。

鎌の厚さ
鎌の厚さ

(写真:左から、薄鎌、中厚鎌、厚鎌となります。)

刃の厚みが薄いほど、刃先が鋭くなり切れ味が良くなりますが、
その分、刃こぼれしやすくなります。

そのため、用途に合わせて選ぶことが重要です。




草刈から収穫まで万能に使える鎌

野菜や穀物の収穫、堅い茎の雑草の草刈りなどに使用できる鎌です。



■ 鋸鎌・縄切鎌・草取鎌

鋸鎌は草刈りをはじめ、穀物や繊維の硬い茎や根などを刈り取り、縄切りなど汎用性の高い鎌です。

刃にノコギリのようなギザギザの刃が付いているのが特徴です。


鋸鎌・縄切鎌・草取鎌


稲刈りなど穀物の刈取り、繊維の硬い茎や根などを刈り取るのに最適です。

荷解き作業にも使える汎用性の高い鎌です。
用途に合わせて刃付けされ、鋸鎌の他に、草取り鎌(草抜き鎌)、縄切鎌に分けられます。

鋸鎌・縄切鎌・草取鎌 の商品ページはこちら>>




■ 収穫鎌

野菜等の収穫に適した刃付と刃の形状をした専用の鎌です。
当店では、アスパラ切鎌、キャベツ鎌、白菜鎌など、取り揃えております。

収穫鎌


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■ 小鎌

家庭菜園から草刈り・草取りまで万能に使える鎌です。
刃渡りが80mm前後で刃が小さいので小回りが効くのが特徴です。

小鎌


コンパクトなので細かい場所も手軽に除草が出来ます。
雑草の根元を土の表面ごと削り取るように使用する点が草刈鎌との違いです。

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山林での使用がメインの鎌

刃こぼれしにくく、小枝や小竹などが刈り取れる山林での使用がメインの鎌です。


■ 木鎌(枝打鎌・鉈鎌・登鎌・藪切鎌)

木鎌は一般的な鎌より刃が厚く、雑木や小枝を切るのに最適な山林用鎌です。

払うように振って使用する鎌となります。

木鎌

写真は左から順に、枝打鎌鉈鎌登鎌(昇鎌)・藪切鎌となります。


枝打鎌

小枝を打ち落とすのに最適な鎌です。
枝打鎌は、鉈鎌や登鎌に近く、登鎌よりやや刃の厚みが薄いです。

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鉈鎌

当店の鉈鎌は刃に厚みがあるため、
少し太めの枝や細い木なども伐採することができます

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登鎌(昇鎌)

登鎌(昇鎌)は、山林用の鎌で潅木を叩いて切る鎌です。
鉈鎌よりやや刃の厚みが薄く、ツルなども切り易いのが特徴です。

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藪切鎌

当社の藪切鎌は使い易いように
全体的に刃を湾曲させているのが特徴です。

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造林鎌

造林鎌

造林鎌とは高い位置にある枝や
広い範囲の法面などを草刈りに最適な鎌です。

広範囲の草が刈れるように一般的な鎌に比べて
柄が長い大鎌となっており、立ったまま草刈りができます

写真は左から順に、
昇型(登型)・兼用型・長州型(ナギ型) となります。

昇型(登型)は上の斜面用で払うように振って使用する払い鎌です。
長州型(ナギ型)は下の斜面用で手前に引くようにして刈る鎌です。
兼用型は両方の刈り方が可能な鎌です。

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■ 下刈鎌

下刈鎌は、一般の鎌よりも少し柄が長いため、
法面や傾斜地で広い範囲の草刈りを行うのに最適な鎌です。

木鎌や造林鎌に比べ、刃の厚みが薄く刃先が鋭いのが特徴です。
(薄鎌の刃に柄が長い鎌と考えていただければ大丈夫です。)

下刈鎌


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根から除草をする鎌

根を引き抜いたり、地面に潜らせて雑草を断ち切る様な刃付をしているのが特徴の鎌です。


■ 草削り鎌

草削り鎌は、草を根から削り取るように除草する鎌です。

地面に潜らせて根から雑草を断ち切れる様な刃付をしているのが特徴で、
鋼付きの鎌や鋸刃の鎌、両刃の鎌等用途に応じて形が分かれています。


草削り 草削り

草削りは鋸刃が特徴の鎌で、削る・切る鎌とは違い、
爪で草を引っ掛けて根ごとに抜き取る鎌です。

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ねじり鎌 ねじり鎌

刃が地面に食い込み易い形状をしており、
小さな雑草を土ごと根こそぎ削り取る鎌です。
利き手により刃の向きが違うので購入時は注意が必要です。

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カット鎌 カット鎌

ねじり鎌より刃が湾曲しているので、
より土に食い込みやすく堅い草や太い草を
根から切る感覚で除草できる
草削り鎌です。

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両刃鎌
(三角鎌)
両刃鎌(三角鎌)

根を引き抜いたり、地面に潜らせて
雑草を断ち切る
ような刃付をしているのが特徴の鎌です。

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鋼付きの鎌の場合、土と刃が接触して地金がいつまでも研磨した状態となるので、
切れ味の持ちが良いのが特徴です。

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■ 立鎌

立鎌は、草削り鎌の柄を長くすることで、
立ったまま作業ができ、腰への負担が少なくて済む鎌です。

動かせる範囲も広いので、広範囲の草削りを効率的に行えます。

立鎌


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よくあるご質問


■ 鎌の研ぎ方について

鎌の研ぎ方を下記のページにまとめております。

鎌の研ぎ方

鎌の研ぎ方はこちら>>



■ 鎌の形状の違いについて

鎌の形状によって使い方が異なり、
刃先が長い鎌は、手前に引くようにして使用し、刃元が長い鎌は、払うように振って使用します。
(主に使用する刃の箇所は、赤丸の点線部となります。)

手前に引くようにして刈る「引き鎌」
引き鎌

刃先が長いのが特徴です。
刃の厚さが薄いものが多く、雑草や植物を刈るのに適しています。

払うように振って使用する「払い鎌」
払い鎌

刃元が長いのが特徴です。
刃が厚いものが多く、雑木や小枝を切るのに適しています。



■ 片刃と両刃の違いについて

鎌にも他の刃物と同様に片刃と両刃があります。

刃の厚みが薄いほど刃先が鋭くなるため、片刃の方が切れ味が良い傾向にあります。

その分、刃こぼれがしやすくなるため、
やわらかい草を刈る場合には、片刃の鎌をおすすめしております。

片刃

片刃の鎌 の一覧はこちら>>

左利き用の片刃の鎌の一覧はこちら>>




一方、両刃は片刃に比べ、刃に厚みがあり強度に優れているため、
太い茎を持つ雑草や小枝などを切る場合には、両刃の鎌をおすすめしております。

両刃

両刃の鎌 の一覧はこちら>>




■ 草刈りと草削りの違いについて

草刈りとは、草の根元に近い茎の部分から切り取る作業のことです。

草削りとは、土の表面を削りながら草を根元からかき切るため、
雑草の根を残さず刈る
ことができます。

草刈り
草削り

左が草刈り、右は草削りとなります。



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