柳刃包丁は、刺身を作るための包丁です。

菖蒲の葉のようにすらっと細長い事から、
菖蒲、正夫(しょうぶ)とも稀に呼ばれます。

用途としては、主に
刺身を引く
魚の皮を引くなど

なぜこのような形かと言うと、用途と密接な関係があります。
綺麗に刺身を切るには、一方に引き切る必要があります。
そのため、刃が長くて鋭く作られています。

刺身包丁と言うジャンルが和包丁にはあり、
柳刃包丁以外にも他にもフグ引き、タコ引きなど
様々な種類があります。

柳刃包丁も本来は刺身包丁の一種と言う位置づけになります。
諸説ありますが、一般の方が認識される分には
現在では刺身包丁=柳刃包丁と呼んであまり差し障りないくらい
ポピュラーなものになっています。

和包丁として柳刃包丁と同じくポピュラーなものに
出刃包丁があります。
出刃包丁と柳刃包丁の違いはざっくり下記のとおりです。

形状が大きく異なることからもわかる通り、
用途が違うので兼用が難しいです。

柳刃包丁の各部位の名称です。
特筆するのは刃渡りで、単純に切刃の長さではなく、
切っ先からマチまでの長さを刃渡りと呼んでおります。

柳刃包丁を選ぶ際のサイズの選び方は、
一般的なものは240mm～270mm程度。
プロの方であれば、必要に応じそれ以上の長いサイズをお選びください。
冒頭でも申し上げましたが、引き切るための包丁なので、
短すぎると使いにくいです。
ご家庭でご使用になられる場合は、まな板の大きさ、キッチンの広さなどで
使いやすいサイズが変わってきます。

※おすすめ柳刃包丁

柳刃包丁 片刃 270mm 銀三ステンレス 桜柄 一般家庭用
一般のご家庭に嬉しい、サビに強くお手入れがしやすいシリーズ。
釣り場でのご使用にもおすすめです。
名入れも可能ですので、プレゼントにも好まれます。

柳刃包丁 片刃 270mm 青紙2号 黒打ち槌目仕上げ カスミ研 桜柄
安来青紙2号を鍛冶職人が鍛造した包丁です。
黒打ち槌目は非常に美しく、柄には傷や腐食に強い桜を使用しています。

堺元兼 柳刃包丁 片刃 330mm白紙2号 刃金つけ 水牛柄 木鞘付 極上品 最高級 和包丁
伝統工芸士である田中義一氏の作品です。
伝統を守り、熟練の技術で作り上げられた逸品。
プロの方におすすめいたします。

柳刃包丁 片刃 210mm 白紙2号 鋼付 左利き用 一般家庭向け
柳刃包丁は一般的に片刃のため、右利き用と左利き用が別です。
こちらは左利き用です。
一般向けでありながら、切れ味のよい白紙鋼を使用した本格派です。

元兼 柳刃包丁 240mm 両刃 青紙1号 割込み 黒打ち仕上げ 八角クルミ柄 土佐打ち刃物 極上品
土佐屈指の包丁鍛冶が火造り鍛造した柳刃包丁。
切刃に日立安来の高級鋼である青紙1号を使用。
一般的に柳刃包丁は片刃ですが、こちらは両刃。
硬い物を切るのは難しくても、
刻んだり切ったりと言ったご使用方法が可能で、
片刃のものよりも応用がきき、
筋引きのように使用するなど、
多用途にご使用可能です。
その他両刃の柳刃包丁はこちら＞＞

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