竹害(放置竹林問題)とは?竹の伐採、竹林整備におすすめの鋸 シルキー ツルギ&ビッグボーイ2000

「竹害(ちくがい)」とは、最近注目されている環境問題のひとつで、
竹が繁殖しすぎて、自然や人間の生活に悪影響を与える現象のことです。
主に管理者の方がご高齢であったり、
相続人の方が遠方にお住まいで放置され、
お手入れがされなくなった竹林で起こるため
「放置竹林問題」とも呼ばれます。
竹害によってもたらされる実害には
下記のようなものがあります。
1. 爆発的な繁殖力
竹は地下茎(ちかけい)でどんどん横に広がるため、
短期間で山や畑を覆い尽くすことがあります。
成長速度が爆発的に早いので、
放置竹林はあっという間に広がります。
2. 森林や生態系を破壊する
他の植物を押しのけて竹は繁殖するので、
木の実を食していた野生動物のエサが減ってしまい
食料を求めて動物が我々の生活範囲までやってきて
畑やごみを荒らしたりする事があります。
3.古い竹は倒れてくる
生えてきて5年以上の古い竹は倒れやすくなります。
倒れた竹が住宅や通行人、車などに激突し
物損やケガにつながる場合があります。
大きなもので100キロ程度になる竹もあり大変危険です。
倒れた竹が電線にかかり、撤去作業の際
感電事故に繋がった例も報告されています。
4. 土砂災害
竹林は水分が非常に多く、
また根が一般的な樹木と比較して非常に浅く
土をしっかり押さえられないため、
土砂崩れの原因になる場合があります。
豪雨や地震の時などは要注意です。
特に、ご自宅の敷地内にまで浸食してくると、
花壇や軒下や雨樋などお構いなしに傷つけ貫き
どんどん生えてきます。
嘘のようですが、古い木造の家などでは
床下から竹が突き破って生えてくることもあります。
住人の方がいなくなった空き家なら
すぐに竹に飲み込まれてしまいます。
竹は成長速度が異常に早いので、
竹林は日常的な手入れや伐採が不可欠。
竹も本数が多いと、チェーンソーで伐採したら楽だと
思われる方も多いと思います。
ただ、チェーンソーはキックバックが大きく、
重大事故、時には死亡事故につながるケースもございます。
扱った経験の乏しい方のご使用は推奨いたしません。
また、密集地帯だと使えない場合もございます。
かと言って、鋸だときりがない。疲れそう。
そんなイメージをお持ちの方に、
竹伐採に最適な鋸をご紹介いたします。
シルキー ツルギ 万能目 400mm
こんな細い刃で、竹が切れるの?と思われる事と思います。
百聞は一見に如かず。以下の動画をご覧ください。
本当に軽く、撫でるように切れます。
ビッグボーイ 2000
竹切と言えば目が細かい刃と言うイメージですが、
こちらは、刃は荒いものの緩やかなカーブ刃が、
堅い竹に食い込み素早く切断可能!
以下の動画をご覧ください。
スムーズに切断できているのがおわかりいただけるかと思います。
太い孟宗竹ならば、こちらが効果的です。
ツルギとビッグボーイ2000の合わせ技で、
日常的なご家庭単位での竹林整備は
充分に事足りるかと思います。
鋸であれば、命に係わる重大事故のリスクは
チェーンソーに比べて極めて小さいのでおすすめです。
東周作 高級 腰鉈 片刃 195mm
伐採し終えた竹は、長いままだと処分しにくいですので、
鋸などで小さく細分化する「竹バラシ」が必要ですが、
竹の枝などはこういった鉈で払って行っても
スパっと切れるのでおすすめです。
長い竹本体もこちらを使って分解できます。
シルキー ツルギ 細枝 200mm
枝であれば前出のツルギの小型でも
ひと引き程度で切断可能です。
大塚サンクス工業 グリーンフゴ 39S 自立式 #100 3枚組
竹林で伐採、竹バラシ後、
持ち帰る場合、処理場へ持ち込む場合は
こちらに入れるのが便利です。
細かくした竹は多くの自治体で可燃ごみとして出せます。
私有地であればご自身で燃やすこともできますが、
最近は条例で禁止されている所が多いです。
農業上必要な場合は許可される自治体も多いので、
市町村に確認してみてください。
最後までご覧いただきまして有難うございます!
スタッフ一同、ご来店を心からお待ちしております。