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天然砥石

天然砥石とは


天然砥石は、数憶年という膨大な時間を費やしてできた地層から、採取された天然の砥石のことです。

天然砥石は人造砥石とは異なり「研汁」で研ぎ、
人造砥石と一線を画す切れ味と美しさを持った刃に仕上げることができます。

天然砥石の産地となる砥石山は、現在閉山しているものが多く、
流通している天然砥石の多くは過去に採掘されたもので、大変貴重です。



■ 京都の天然砥石

京都の仕上げ砥石は、「合砥(あわせど)」と呼ばれ、
「研ぎ味の良さ」や「埋蔵量」、「紋様」などの諸条件が特に優れており、長く重宝されています。


中山 奥殿 大平

中山
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奥殿
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大平
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大突 天砥 丹波地方(山不明)

大突
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天砥
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丹波地方(山不明)
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※天然砥石として使用できる石の条件についてはこちら>>



■ 愛媛・伊予の天然砥石

伊予(伊豫)の天然砥石は、日本で一番初めに流通したと言われる伝統ある砥石です。

最初は荒く感じますが徐々に粒子が細かくなり仕上げのノリを良い状態にしてくれます。
軟らかめの砥石で研ぎ易く、刃物の中仕上げに最適です。


伊予

伊予
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天然砥石の選び方

下記に当店で取り扱いの多い、京都の天然砥石の選び方をまとめております。

※天然砥石は個体差が激しく、刃物・研ぎ手との相性によっても異なります。


■ 天然砥石の産地・山から選ぶ

京都の天然砥石は、愛宕山を境に東側の産地を「東モン(東物)」、
西側の産地を「西モン(西物)」と呼ばれています。

東モン(東物)オレンジの丸で、 西モン(西物)黄色の丸で囲っております。


  天然砥石の産地  

当店では、歴史が古く、良質な砥石が採れる東モン(東門)を中心に取り揃えております。
東モン(東門)は、砥粒がきめ細かく、打刃物に適していると言われています。

上記の地図にて当店で取り扱いのある、中山・奥殿・天砥・大平紺色の長丸にしております。

各産地の特徴は、下記をご参考にお選びください。



東モン(東門)
中山

中山とは
鎌倉時代から採掘がおこなわれていた天然砥石最高峰の礦脈(こうみゃく)で、京都天然砥石の中でも別格の品質を誇っているマルカで有名な砥石です。
天然砥石の王様とも呼ばれる砥石です。

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大突

大突とは
天然砥石の最高峰と呼ばれ、京都仕上げ砥石の中でも別格の存在である中山と同じ梅ケ畑の鉱山の砥石です。
硬口でキメが細かいので細かな刃付けが出来るのが特徴で、大工道具におすすめの砥石です。

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奥殿

奥殿とは
京都の梅ケ畑にあった鉱山で、隣に中山、菖蒲、大突といった東モンを代表する鉱山があり、それらと肩を並べる砥石として人気があります。
特に奥殿の巣板は圧倒的な人気を誇ります。
硬口のものが多く大工道具に最適な砥石です。

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天砥

天砥とは
京都天然砥石で人気の高い奥殿や大突に近い鉱山の砥石です。
京都砥石としては軟質なので、柔らかい研ぎ味を好まれる方に最適な砥石です。

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西モン(西物)
大平

大平とは
愛宕山近辺にあり、最近まで採掘がおこなわれていた数少ない鉱山の砥石です。
硬口なものが多く鑿や鉋、刀剣用に使用できる砥石です。

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■ 研汁から選ぶ

砥汁が白いほど柔らかく、黒いほど目が詰まっていて硬い傾向にあります。


   研汁  


■ 銘柄・砥石層から選ぶ


当店では仕入元で確認がとれているもの以外は、銘柄・砥石層を表示していません。


内曇 赤ピン 戸前 巣板

内曇
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赤ピン
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戸前
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巣板
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よくあるご質問

■ 天然砥石として使用できる石の条件は?

日本の各地で、天然砥石として採掘されてきた岩石は、大まかに見ると、

・荒砥は、砂岩
・中砥は、粘板岩・石英粗面岩・凝灰岩・安山岩など
・仕上げ砥は、珪質粘板岩・珪質頁岩など

となります。



これらの岩石の中で、砥石にできる条件は

・刃物よりも硬いこと
・目的とする研ぎに合う大きさの砥粒がほぼ均一に分散していること
・研いでいくにつれて新しい砥粒が出現すること
・潤滑剤の水がなじみやすいこと

などがあげられます。



■ 天然砥石と人造砥石の違いは?

【天然砥石】

天然砥石は研磨力が控えめで、研ぐのに時間がかかるものの、
研げば研ぐほど研汁の中の粒子が細かくなり、刃先をより鋭利に仕上げることができます。
また、天然砥石の微細な粒子の研ぎムラが、光を乱反射することで「曇り」と呼ばれる、
天然砥石ならでの鈍い輝きを放つ仕上がりとなります。


【人造砥石】

人造砥石は粒子が均一で、大きさを表す番手があり、
この粒子はいくら研いでも砥材の粒度までしか細かくなりません。
研磨力があるため、早く研ぐことができる反面、カエリができやすく
(天然砥石と比べ)刃先を鋭利に仕上げにくいと言われています。
また、鏡面に磨き上げることができます。

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